甘甘な罰ゲーム恋愛
あたしは言われた通り、
鞄を持つと部室を出てバス停まで行った。
「…はぁ」
自然と出た溜め息。
何を表しているのか、自分でもよくわかんない。
好きだから??
あたしじゃ無理って思うから??
歩希ちゃんが隣にいたから???
考えてもわかんない。
ただ、ぼんやりと椅子に座っていた。
「柚衣…??」
そんな意識の中に、
聞きたかった声がした。
見上げると、そこには
あたしの好きな人がいた。