甘甘な罰ゲーム恋愛
「え…ぁ…うんっ」
泣きたくなるのを抑えて、
あたしは学校へ来た道を戻っていった。
なんで…。
なんでなんでなんでなんで。
ぐるぐる頭の中を回る
"なら消えて"…。
「……いっ」
学校まであと少し。
ここまで来れば、充分でしょ??
「ゆいっ!!」
「…え??」
今、聞きたい声。
歩希ちゃんのじゃなくて、安心できる低い声。
「なんで行くわけ…??」
「なんでって…」
「柚衣は俺の…彼女だろ」