甘甘な罰ゲーム恋愛


「うん」


「なんで他の女に遠慮する??」


「だって…」


「だってじゃない」


郁斗くんはあたしを抱き締めた。


強く、強く──…。


離れるなって言ってるみたい。


「いく、と…」


「郁斗って呼べよ」


「…郁斗…?」


そう呼ぶと、少しだけあたしを離して
綺麗な顔を近づけてきた。


そして──…、


あたしたちは初めてキスした。


< 64 / 245 >

この作品をシェア

pagetop