甘甘な罰ゲーム恋愛


郁斗はあたしの鞄も持つと
あたしを見て、すぐに目を反らした。


「ちゃんと…前閉めとけ」


「え…うん」


「…俺ん家こい」


「え??」


そう言うと、
あたしの手を掴み歩き出した。


さっきとは違って、
あたしが小走りになるくらい早いスピード。


「ちょ…いくっ」


「黙ってついてこいって」


ぐいぐい引っ張る郁斗。


急にどうしたの??


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