ラムネ色~あたしとヤンキーとバトルな毎日~

お昼
あたしは知夏奈と学食に向かった

うわぁ…
ここいつもヤンキーがごった返してるよね

「華悠!
 俺、今日午前中の授業全部受けたぞ!」

辰之がやってくる

「だからジュース奢れよな!」

あれぇどっかの誰かさんと
同じこといってやがるよ?
ってゆーかヤンキーは
ジュースがお好き?

「意味わかんねぇー
 午後もちゃんと授業受けたら考える」

「まぢ?」

いや、そんな笑顔にならんでも
犬ですかあなたは

時々コイツの可愛さは
そこらの女の子を
上回るんじゃないかと思う

「辰之ー呼び出しー」

ヤンキー軍団の一人が叫ぶ

「えー誰からだよ」

そんなことを言いつつ
辰之は叫んだ人の方に
向かっていく

これはまた告白じゃないかと思う
うちの学校のヤンキーは
彼女持ちが少ない
モテるのにふってるヤツが
えらく多い

結局は友達同士でつるむ方が
楽しいということか

辰之も彼女つくればいいのに…
そしたらあたしの仕事も減るというのに!

そんなことをぐるぐると
考えていたら知夏奈が口を開いた

「で、修司さんとはどうなのよ
 告白した?」

「なっっ//」

自分でも顔が火照るのが分かる
うぅ知夏奈ちゃんは
ストレートでいらっしゃいますこと…


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