彼の事情、彼女の…。
…うん。
いや、さすが彼方だ。
ちなみに、彼方とアカネは1年2年と同じクラス。
俺とアカネが付き合ってる時、何度か話した事も有る筈なのに顔すら覚えていない彼方…。
面白すぎて好きだわぁ…。
「何てゆうか…彼方らしいよな。」
「うん。そう思う。」
「…なぁ、尋とか彼方とか…。トップ2がこんなって…バスケ部やばくね?」
呆れた顔で言うケント・純平・愁。
「なぁ~に言ってんの。要はじ・つ・りょ・く…だよ。」
「あぁ。ってか、なんで俺と尋がやばいんだよ?」
俺の後で炸裂する彼方の天然発言に、全員呆れてしまった。
誰だよ。
彼方が“クール”だなんて言い出したヤツは。
天才+天然+鈍感=彼方。
こんな面白いヤツ、見た事ねェよ。