彼の事情、彼女の…。
「あ?何で?」
“2人でラブラブ”の予定の彼方は不機嫌。
「たまには皆で遊んで帰ろうや。」
「そうそう。俺も佑奈ちゃんやサヤカちゃんと遊びたいし。」
彼方の様子に気だ付いたケントも、ニヤケながらそう言う。
「・・・・。」
もちろん、俺とケントVS彼方で、彼方が勝てるはずもなく…。
俺達三人は、Aクラスへと向かった。
ただ、そんな俺達を、じっと見つめていたヤツが居たなんて…。
全く気付かない俺達は、やっぱりツメが甘いのかも知れない。