彼の事情、彼女の…。



俺は、目の前の出来事が余りにショックで・・・。



壊れていたんだと・・・思う。




ふと・・・気が付くと、俺の目の前には、必死の表情の純平が居た。




「尋、尋!しっかりしろ!!何があったんだよ!尋っ。」



純平は、俺の両肩を掴んで、強く揺すっていた。



純平の向こう側では、電話をかける秀と、サヤカをのぞき込むようにしている彼方とケントが居た。




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