妄想店長~大人と子供~

 その後も、店を辞めないと言った。

 気まずかった筈なのに。

 私の不甲斐なさを許してくれた優しい人だと思い嬉しすぎた私に、貴方がもっと深いところで私の側にいるのを望んでいたなんて考えもしなかったです。


「知ってて、俺の反応見てたんじゃないのか?」

「幾らアタシが性格悪くても、そんな悪趣味な事しませんよ。・・・いつからなんです?」


 いつから私は貴方のサインを見逃していたんでしょう?

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