妄想店長~大人と子供~

 そして、今は貴方との、この軽くふざけた空気がお気に入り。


「翠さん?何を妄想してるんすか。顔が変っすよ。」


 いつもの溜め息に、いつもの苦笑い。


「変だなんて酷い。ちょっと竜哉サンとの将来設計を考えていただけなのに。」


 お互いを名前で呼ぶのは、まだくすぐったい空気が漂いますね。

 勿論、そんな事言ってしまうと貴方の機嫌を本気で損ねてしまうので言いませんけどもね。
< 94 / 224 >

この作品をシェア

pagetop