サクラノキセツ。
僕たち。





ガサッ



「お花見ー!」



きらきらとした笑顔の子は



僕の彼女。



桜苺華ーさくらいちかー



「うん。亜梨栖は本当に桜が好きだな。」



「うん!」



僕は。



若原直樹ーわかはらなおきー



「なにもってんの?」



彼女は、ビクッとして


顔を赤くした。




「よ、よかったら、お弁当食べない?」



そういうことか。


彼女は、ほんとにかわいい。



「本当にかわいいなぁ」



また、赤くなった。



かわいい。


「か、かわいくない!」



下を向いた。




こんなしぐさ1つさえも



かわいいと思ってしまう。



変なのか?



いや。



変じゃないな。



こんな顔されたらね。



男はうれしいでしょ。





「照れ屋さんっ」



彼女は、また赤くなりながら、



「もうっ」といいながら


頬を膨らませた。





「じゃあ、たべようっ!」



僕が言うと。


彼女は、いきなり明るくなって




「うんっ!」



と、いって隣にちょこんと



座った。



僕が、お弁当を広げて



まず、タコさんウィンナーと




口に運んだ。





「ど、どう?」





彼女は、ちょっと恥ずかしそうに


聞いてきた。




「思ったよりも、うまいっ」



と、いった僕に



「えー、じゃあ、あげないっ!」





かわいいなぁ




「ごめん。ごめん。」




どうしたら、こんなかわいいこが



生まれてくるんだ。



「なに、考えてんの?」




顔に出てた。


あぶなっ。




「なんでもない。」




ふっと、




空気を吸って



たった。



「いくかぁー」


彼女は、お弁当を片付けて。



車に乗った。





「どっか、いく?」


僕は、聞くと。




「じゃあ、ドライブ!」




どこまで行こうかなと、


考えながら、



「よしっ!」



彼女は、うれしそうに


していた。





ドライブは楽しんで終わった。



「家に着いたよ。」



あれ?


なんか、元気ない。


ドライブ楽しくなかったかな?



「大丈夫?」



はっとした表情した彼女は



車から降りて。




僕も降りた。





















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