クランベリー
私のウソツキ
ようこ、元気してるかな…
ヒロトは、ようこが先に見つけたんだよね…
気にしてないつもりでいても、心のどこかでずっとひっかかっている。
ヒロトと出会う前にくらべ、こんなにも長い間連絡とりあわない今の状態は、不自然だってきっと、ようこも気付いてるはず。
少し前に、ようこと街でバッタリ出会ってはいた。
でも、その時私はヒロトと二度目のデートの待ち合わせ場所にいた時だった。
何気なく人間観察していると、10メートル先にようこを発見した。
どうしよう…
と思った瞬間ようこと目が合い、
やばいっ
と思った瞬間には、ようこはすでに私の5メートル先まで歩み寄って来ていた。
「あーっ優じゃん!
何してんの?一人?」
心臓が飛び出たまんま、
ご無沙汰っ!
なんて軽く言えやしない。
「う、うん。買い物…仕事仲間とここで待ち合わせしてんだ。」
「ふーん、そうなんだー。また連絡するから、優もたまにはメールくらいしてよぉー。じゃあねっ!」
「うん、わかった。
またね、ばいばい!」
にこやかに手を振った。
これでもかというくらい、にこやかに…。
初めてようこに嘘ついた。
ヒロトは、ようこが先に見つけたんだよね…
気にしてないつもりでいても、心のどこかでずっとひっかかっている。
ヒロトと出会う前にくらべ、こんなにも長い間連絡とりあわない今の状態は、不自然だってきっと、ようこも気付いてるはず。
少し前に、ようこと街でバッタリ出会ってはいた。
でも、その時私はヒロトと二度目のデートの待ち合わせ場所にいた時だった。
何気なく人間観察していると、10メートル先にようこを発見した。
どうしよう…
と思った瞬間ようこと目が合い、
やばいっ
と思った瞬間には、ようこはすでに私の5メートル先まで歩み寄って来ていた。
「あーっ優じゃん!
何してんの?一人?」
心臓が飛び出たまんま、
ご無沙汰っ!
なんて軽く言えやしない。
「う、うん。買い物…仕事仲間とここで待ち合わせしてんだ。」
「ふーん、そうなんだー。また連絡するから、優もたまにはメールくらいしてよぉー。じゃあねっ!」
「うん、わかった。
またね、ばいばい!」
にこやかに手を振った。
これでもかというくらい、にこやかに…。
初めてようこに嘘ついた。