クランベリー
「私ね、やっぱりヒロトが好き。仲直りしたいよ…。だから、明日GIFTに会いに行きたいんだ。
ようこ、付き合ってくれる?」


「私が優を始めてGIFTに連れて行くとき、似たようなこと言ったよね。
いいよ、明日行こ!」


一人では、心ぼそかった。
今ヒロトが、何を考えてるか全く想像つかなかったから。


私のこと、まだヒロトの中で終わらせないで…





仕事に手がつかなかった。今日、ヒロトに会いに行くと決めたのは私だけど…

どんな顔して会ったらいいか全然わからなかった。


とにかく、素直に気持ち伝えよう。



仕事が終わって着替えるころには、すでに心臓がドキドキしていた。

ようこと待ち合わせし、GIFTに向かう途中、何度も逃げたくなった。


なんとか、GIFTの前までたどり着いた。


「優、入ろっか!」

「う、うん…」


どうしよう…

最初なんて言えば…


ようこから先にお店の中に入った。
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