クランベリー
今日は約束の3日後…。


私は朝から仕事中もずっとソワソワしていた。

今日、あの電話の女に何を言われるんだろうかと、内心びびっていた。

とりあえず、謝ろうなんて思ったりもしたけど謝ればヒロトと完全に終わると思ったので、やっぱり謝ることは絶対止めようと思った。

私の頭の中は、混乱していた。
色々考え過ぎて、頭痛がした。



仕事が終わると、すぐに車で約束の場所に向かった。
緊張している半面、どうにでもなれと、開き直った自分がいた。


少し早く約束の場所のカフェに着いたけど、相手の顔を知らないから来ているかどうかも分からなかった。

私は店の前にしばらく立ってみたり、店の中を覗いたりと怪しい行動していると、突然背後から誰かが声をかけてきた。


「はじめまして…。私が電話した…、」


「あっ、はじめまして…じゃないんでしたっけ？」

突然だったので、私は焦った。

その人は私の想像していた人とは、全く掛け離れていた。

背が低くて、小顔。髪型のショートヘアーはよく似合っていた。

第一印象は、悔しいけど“カワイイ”だった。
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表紙・目次

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