クランベリー
そして、私がその甘酸っぱくて赤い飲み物を飲もうとした時、早紀が言った。


「やっぱり、優さんだったんだね。」


「え?」


「ヒロトのことって言えば、だいたい分かるかな。
私、ヒロトの彼女。」


やっぱりだ!!

「じゃないか…。元カノか!」
と早紀は付け加えた。


は?!元カノ?
ってことは、ヒロトと別れてる…?!


私は特に何も言えず、黙ってしまっていたので、早紀はまた話し始めた。


「優さんが、ヒロトが一目惚れした人でしょ?
ヒロトの部屋にヒロトが買いそうにないクランベリージュースが買ってあったから…思ったんだけど。」


「ヒロトが一目惚れしたかどうかは、わかんないけど、私…彼女いるの知っててヒロトのこと待ってた…」

「やっぱりね!私の勘が当たってた。」
と、早紀は笑っていった。


「私のこと憎いとか思わないの…?」

と、私は早紀の態度を見て聞きたくなったので聞いた。
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