クランベリー
クリスマスの2日前となれば、街中クリスマス一色になる。
私は一人街を歩いていると、自分がういている気がしてならなかった。

ヒロトへの想いもピークに達していた。


テレビから流れるクリスマスソングや、カップルというような言葉を聞くと、耳をふさぎたかった。


心の中で唯一、ひそかに楽しみなのは一弥からのクリスマスプレゼントだった。

付き合ってる頃は、まともにプレゼントなんてくれたことなかったのに、今頃なんなの?って思ったけど…。
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