二次元に恋してっ★!
現れちゃった王子様!?

*林檎side


「はぁ…はぁ…ッ!!」


あたし、原田林檎(ハラダリンゴ)は


走っていた。


「…なんでこうも…足が遅いのよっ!」


自分で自分にいらついてくる。



せっかく綺麗に巻けた緩く茶色い長い髪も



今じゃ顔に張り付いてる。



「あーーーー!あと5分!やばい!!!!!」



家は目の前!


もうパンパンな足で全力で走った。


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