その瞳で見つめて~恋心~【完】
「え……?」
「なんも、見てないですから」
矢野君の抱きしめる腕の力が強くなる。
――矢野君……。
「でも、……ごめんね!」
あたしは矢野君を突き放す。
「あたし……っ、やっぱり、進藤君が好きっ……。大好きなの……!」
止められない。
進藤君への気持ちが。
……進藤君が誰とエッチしようなんて、関係なかったんだ。
大事なのは、好きかどうかなんだ……。
「だから……、矢野君とはつき合えないよっ……」
これが、あたしの答えなんだ。
「……そうですか!」
「えっ?」
「待ってたんです。そうやって、はっきり言ってくれることを」
そう言う矢野君の顔は、とびきり明るい笑顔だった。
「進藤先輩に言っといてください。もう大丈夫ですって」
「……うん! ありがとう!」
矢野君に笑顔でお礼を言う。
……そして、急いで、進藤君の家に向かった。
「……あーあ。無理だったかぁ。やっぱり、あの2人の仲は止められないな」
「なんも、見てないですから」
矢野君の抱きしめる腕の力が強くなる。
――矢野君……。
「でも、……ごめんね!」
あたしは矢野君を突き放す。
「あたし……っ、やっぱり、進藤君が好きっ……。大好きなの……!」
止められない。
進藤君への気持ちが。
……進藤君が誰とエッチしようなんて、関係なかったんだ。
大事なのは、好きかどうかなんだ……。
「だから……、矢野君とはつき合えないよっ……」
これが、あたしの答えなんだ。
「……そうですか!」
「えっ?」
「待ってたんです。そうやって、はっきり言ってくれることを」
そう言う矢野君の顔は、とびきり明るい笑顔だった。
「進藤先輩に言っといてください。もう大丈夫ですって」
「……うん! ありがとう!」
矢野君に笑顔でお礼を言う。
……そして、急いで、進藤君の家に向かった。
「……あーあ。無理だったかぁ。やっぱり、あの2人の仲は止められないな」