王子様を私に

「なんなの?てか早く起きよ!」

「キスしたい」




…え





ヤダ。







なんて言うには時間が足らなかった。




誰もいない暗い廊下




夏樹の唇がは私に重なった。




見ているとしたら月だけ。



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