俺の妹~エンジェル~
第二章

俺の妹

あれから19年・・・


「お兄ちゃん!

 起きて!

 会社遅れるよ!」

「ん・・・。」

「ったく!

 私もう、行くから!

 ごはん、食べてから行ってね!」

「え?

 もう行くのかよ!」

凉は飛び起きて

急いで仕度をし

理子の後を追った。


「チョッと、なにその髪!

 寝癖だらけだよ!

 社会人なんだから

 身だしなみってものを

 チャンとしなよ!

 だし、なんでいつもいつも

 一緒に出るかね・・・。」

「いちいち、うるさいな!

 なんで今日は早いんだよ!

 言えない事でもあるのか!」

 

 
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