俺の妹~エンジェル~
「遅いぞ理子!

 電車はとっくに着いてたはずだろ!

 何してたんだ!」


「うるさいな!

 トイレだって!

 いいから早く帰ろう!」


理子は、翼と会えたこと

明日また会えることが嬉しくて

凉になに言われても

全然気にせずうかれていた。


「お前、なんかあったか?

 妙にうかれて変だぞ!」


「そう?気のせいでしょ?

 それより今日の夕飯なに?」


「また、あいつが

 何か持ってくるだろ!

 ほぼ最近日課になってるからな。

 あいつみたいになるなよ!」


「なにそれ。

 言ってやろう~!」


理子と凉は言い合いしながら

結局一緒に帰っていった。


その光景を距離を置いて帰っていた

翼は笑みをうかべながら

見ていた。

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