俺の妹~エンジェル~
でも理子は

下を向いてしまった。


「ん?やっぱり・・・。」


「え?いや、その・・・

 私たちって関係で言うと

 何かなって思ったりもして・・・

 その・・すみません・・

 へんなこと言って・・・。」


「そっか、それで悩んでたんだ・・・

 ごめんな・・。

 俺も口下手だから

 言葉足らずで

 もう少し後でいいかと

 思ってたんだけど・・・

 順番が違ってたな・・・。

 理子ちゃん!」


翼は歩いてる理子を止めて

一回深呼吸して言った。


「俺と付き合ってくれないかな。」


理子はビックリして

目を丸くした。


翼は真剣な眼差しで

理子を見つめていた。
< 47 / 108 >

この作品をシェア

pagetop