俺の妹~エンジェル~
「もしもし、りこちゃん?」


「ごめんなさい。

 仕事中に・・・。」


「今、席から離れたから

 平気だよ!

 どうした?」


「返事・・早く伝えたくて・・。」


「うん・・・。」


「私でよければ

 私の彼氏になってくれますか?」


「うん!もちろんだよ!

 返事がこんなに早く聞けるなんて

 思ってなかったから

 正直ビックリしたよ・・・。

 でも、本当にいいの?」


「うん。自分の気持ちに

 ウソつきたくないから・・・

 会ったときから

 分かってたんだ・・・

 自分の気持ちがこうなるって・・

 だから翼君が言ってくれたおかげで

 私も勇気持てたの。

 友達も背中押してくれたんだ。

 私、すごく嬉しい・・。」


理子は目に涙をうかべながら

言葉がつまらないように

翼に話していた。
 
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