俺の妹~エンジェル~
大学に行くと

そのことを花梨に話した。


花梨は、そこまで考えてくれる人は

他にいないと、賛成してくれた。


不安のまま

夜がきてしまった。


バイトだった理子は

翼と同じ電車に乗った。


いつのも翼じゃない

緊張している翼が

そこにはいた。


「平気?

 やっぱりやめようか・・・。」


「そんな、今言わなきゃダメだよ。

 あせってるわけじゃない。

 すじを通したいんだ・・。

 認めてもらいたい。」


理子は翼の手を握った。


「ありがとう・・・。」


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