俺の妹~エンジェル~
駅に着いた翼は

思いっきり深呼吸をした。


「よし、出ようか。」


「うん。」


改札を出ると

いつものように

待っている凉がいた。


「お、今日は早く出てきたな。

 帰るぞ!」


「あ、待って!」


「ん?」


凉は理子の後ろにいる

翼を見つけた。


翼はすぐに挨拶をした。


「はじめまして。

 岩井翼といいます。

 今日、お兄さんに

 大事な話があって

 時間がよろしければ

 お願いしたいのですが。」


翼の手は

緊張しすぎて

汗をかいていた。
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