俺の妹~エンジェル~
三人で食卓を囲み

理子はとにかく

場を和ませようと

凉と翼にお酒を注いだ。


翼もずっと黙っていたが


「すみません。

 急にお邪魔して・・・。」


「あ、そうですね・・。」


「チョ、チョッとお兄ちゃん!

 そうですね、はないでしょ!」


「いいんだよ、理子ちゃん。

 俺は今日突然来たんだ。

 なんだこいつと思われても

 しかたがないから。」


「よく、わかってらしゃいますね。」


翼は凉の顔を見ながら

真剣な表情で話し出した。
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