俺の妹~エンジェル~
理子も外に送りにいき

涙をふきながら

翼に謝った。


「ごめんなさい・・・。」


「ホントに平気だから!

 俺、少ししか話せなかったけど

 理子ちゃんのこと

 大切に思ってるからこそ

 気にくわないんだから・・・

 俺もお兄さんに負けないくらい

 理子ちゃんのことを

 大切にするから

 だから、もう泣かないで。」


「うん・・・。」


翼は理子をそっと抱き寄せ


「おやすみ。」


そう言って

帰っていった。


家の窓から

その光景を

凉は複雑な気持ちで見ていた。

 
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