美しくても楽しくない。


ネオンが眩しい。

行き付けの地下のbarに降りていく。


カランカラン


扉を開けると鈴がなる。


「いらっしゃいませ」


カウンターの席に座る。

なんだか久しぶりだな。

煙草をとりだし口にくわえると、直ぐに前から手がのびてきて火をつけてくれる。
一緒に灰皿も用意してくれる。

「ありがとう」

「いえ。…なんか久しぶりですね」

「そうね、なんだかお酒が飲みたくて」


なんて言うけど内心は違う。

やっぱり刺激を欲してる。
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