美しくても楽しくない。
一人静かに飲んでいると
ほら、やっぱり。
「ねぇ~、もしや一人~?隣いい?」
ほろ酔いのお兄さんが話しかけてきた。
「どうぞ」
んー、大学生くらいか?
大卒したてか?
微妙だけど、だいたいそのくらいの歳だと思う。
「あのさぁ…」
そう言いながら肩を抱いてくる。
「…」
パクっ
「んっ!」
びっくりした。
胸もとを甘噛みされた。
そしてお兄さんは自分の方に胸もとを引き寄せ谷間に舌を這わせてきた。
「…っや…ぁ」
ヤバい。
カウンターだから他の客には気づかれないかもしれないけど、バーテンダーさんにはさすがにバレてると思う。
でもこれ以上は…
「…っちょっと、場所」
「ん~?場所ぉ?」
「はぁ、あの…変えまって!ちょ…」
私の太ももの間に手を入れてきた。
いやらしい手つきで撫でてくる。
「~!」
これは本格的にヤバい。
体の奥が熱くなってきてるし。
「はぁ、お願いラブホに行きましょ?」
「え~?スリルがあって良くない?」
いや、意味わかんないから。
「ぇ…!?」
このお兄さん大丈夫?
スカートの前を少し捲って手入れてきたんだけど。
「ちょっと…、ん!」
挙げ句、パンツをずらして指が一本私の中に入ったきた。
「~~~!!」
とっさに口を手でふさいだ。
お兄さんが指を動かすたびに反応する私。
「感じてるね~♪濡れてるし~」
アンタが私の感じる所ばっかりす
「はい、終わり~」
「は……?ぇ」
ちょっと、放置?
「すいません。会計…コイツのも」
流れるような動きで、ちゃっかり私の分まで払ってくれたお兄さん。
「ょし…、続きしに行く?」
ニヤっと意地悪く笑ってきた。
「ふっ」
腹黒そうね。