空の果て
3562年、恐らく春
もう泣かないって決めた。前を見て歩こう、私はそう思ったからここに立っているのだ。
なのに、あいつは私の行く手を、尽く邪魔してくれた。
「お前、なんでここにいるんだよ」
冷たい声、視線。私をあざ笑うかのように上から見下してくる。
負けたくない、そう思っても体が条件反射を起こしてしまう。
私は思わず目を背けた。
「ちゃんと、こっちを見ろ」
そう言われ、思いっきりほっぺがつねられた。
「い……痛いっ」
思わず涙が出る。
負けたくないって思ったのに、もう負けそうだ。
「だ……だって、私も役に立ちたいと思ったの」
「は?お前が役に立つわけないだろ?」
悔しい、悔しい、悔しい、悔しい、悔しい。
私はぎゅっと歯を食い縛る。
泣いても無駄だ。
そんなのわかってる。
だけど、涙が止まらない。
なのに、あいつは私の行く手を、尽く邪魔してくれた。
「お前、なんでここにいるんだよ」
冷たい声、視線。私をあざ笑うかのように上から見下してくる。
負けたくない、そう思っても体が条件反射を起こしてしまう。
私は思わず目を背けた。
「ちゃんと、こっちを見ろ」
そう言われ、思いっきりほっぺがつねられた。
「い……痛いっ」
思わず涙が出る。
負けたくないって思ったのに、もう負けそうだ。
「だ……だって、私も役に立ちたいと思ったの」
「は?お前が役に立つわけないだろ?」
悔しい、悔しい、悔しい、悔しい、悔しい。
私はぎゅっと歯を食い縛る。
泣いても無駄だ。
そんなのわかってる。
だけど、涙が止まらない。