白いジャージ8~先生と熱い想い~
LOVE.1
かわいい先生
―かわいい先生―
今日も青い空に白い雲が浮かんでる。
先生と結婚して2度目の春を迎えようとしている。
春の匂いがほんのり漂う3月の終わり。
「おいで、直」
両手を広げた先生。
洗濯物を干している私ににっこり微笑む。
「どうしたの?」
ベランダで向かい合った私達。
「先生、どうしたの?変だよ」
「ふふ」
先生の両手に包まれた私は、そっと目を閉じる。
「充電、充電」
先生はそう言って、私をぎゅっと抱きしめた。
「私は先生の充電器だね」
「そうだよ。直がいないと元気出ないの」
甘え口調な先生がかわいくて、私も先生をぎゅっと抱きしめる。
「私も充電~!」
「俺達、ラブラブ~」
相変わらずの私達の横で、白いジャージが揺れている。
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