白いジャージ8~先生と熱い想い~
「ベッドでごろごろしたいな、俺」
「いいよ。マッサージしてあげようか?」
今日は、甘え放題。
かっこいい俺じゃなくていい。
直は、どんな俺でも受け入れてくれる。
「直、俺・・・・・・頑張れるかな?いじめ、なくなるかな?」
「大丈夫だよ。先生なら、大丈夫。自信持って」
不安な心を、直が優しく両手で包み込んでくれるようだった。
頭を撫でられた。
「先生の言葉は魔法の言葉だから。ちゃんと伝わる。絶対」
直にそう言われると、本当にそう思える。
直の言葉が、魔法の言葉なんだよ。
なぁ、直。
いつもいつも、本当にありがとな。
その夜、直が俺に手紙をくれた。
恥ずかしいから明日学校で読んでと言われてしまった。
早く読みたかったけど、我慢して、スーツのポケットへ入れた。
~先生目線END~