白いジャージ8~先生と熱い想い~
「大野さんと結婚できればいいね」
私はふとそんなことを口走ってしまった。
「え?」
驚いた顔の沙織。
結婚なんて、まだまだだと思っているんだと思う。
「ふふ。豪太が言ってたの。それも」
「てか、あんたと豪太っていつも私達の話してない?」
「そうだよ。私と豪太は、沙織と大野さんの恋を応援してるの!」
「へ~。嬉しいけど、なんか変なの~」
豪太は自分の彼女のことをあまり話したくなさそうだった。
だから、その話題はあまり出さないようにしていた。
自然といつも沙織達の話になっちゃうんだよね。