白いジャージ8~先生と熱い想い~





何も聞いてこない直。




俺は、湯船に肩までつかり、そこで話をした。






「別に俺のこと好きとかじゃないみたいだった。友達が俺のことを好きだったから知ってるみたいで・・・・・・」




「そうなんだぁ、良かった!!」





心からホッとしたような顔をした。




そんな顔を見てしまうと、俺の本音は言えない。







「俺が覚えてるとは思っていなかったみたい。実際、覚えてなかったけどな。やっぱり教えたこともないみたい。めちゃくちゃ焦ってた。奥さんにも謝っておいてくださいって言ってたよ」




「先生のこと好きじゃないならそれでいいや~。良かった」






俺の本音・・・・・・




話している時の吉田の顔を見て、率直に感じたこと。






俺への特別な想い・・・・・・



何かある。






だから、旦那にも内緒にしてくれと言ったんじゃないか。






教えてもらったこともない俺を好きになる理由はないと思うんだけど・・・・・・






< 186 / 374 >

この作品をシェア

pagetop