白いジャージ8~先生と熱い想い~






モデルハウスの庭先で、バカな会話をしている私達に近付いて来たのは、ハウスメーカーの女性だった。



スラっとしたスタイルに、パンツスーツが良く似合う。



さっと名刺を差し出された。






「初めまして。本日担当させて頂きます。よろしくお願いします」




「あ、どうも」




先生は軽く挨拶をした。



私も隣でペコっと頭を下げた。






「お家をお探しですか?」



「ええ。まぁ。でも、まだ先だと思いますが」





先生の優しさ。



わかるよ。



すっごい美人なんだもん。

この女の人!!







私が嫉妬しちゃうってわかってるから、わざとぶっきらぼうな返答をしたんだと思う。






それにしても、かっこいいなぁ・・・・・・


仕事ができる女性って素敵。






私の職場にはこういうタイプの人はいないな。




接客が上手で、笑顔が素敵で、化粧品の売り場のお姉さんみたいに綺麗なメイク。





憧れちゃう。





私ももっと頑張らないとだめだよね・・・・・・




先生の愛に甘えて、最近では休日はいつもすっぴんだし。






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