白いジャージ8~先生と熱い想い~
「また、さやかと友達になりたい」
「無理・・・・・・だよ」
戸村の声が、さっきとは違っていた。
泣いてる・・・・・・?
「ごめん。本当にごめん」
宮崎も泣いていた。
「一度言ったことは消えないんだよっ!!死ねばいいんでしょ?私がいない方がいいんでしょ?」
ぶつかり合って、少しでも傷が小さくなれば・・・・・・
俺はそう願った。
「そんなこと言わないで。さやかが死んだら嫌だよ!いなくなればいいなんて思ってない。お願い・・・・・・」
「あの時はそう思ったんでしょ?死ねばいいって・・・・・・思った・・・・・・んでしょ」
「・・・・・・うわぁ・・・・・・ん・・・・・・」
ふたりの泣き声が重なり合った。
俺の出る幕じゃない。
ふたりで解決しなきゃ・・・・・・