白いジャージ8~先生と熱い想い~
あの時、自分がどこにいるのかもわからずに車から降りて、電話BOXから先生に電話をした。
携帯が圏外だったんだよね。
忘れようと思っても、先生の番号は忘れられなくて・・・・・・
寒くて凍えそうだった。
先生に抱きしめられた時のあの安心感と温かさは今でもはっきり覚えてる。
「たっくんと付き合ってなかったら、俺達あんなに早くにやり直してなかったかもしれないな」
先生の言う通りだった。
あの時、たっくんと付き合ったから・・・・・・
キスをされそうになったから・・・・・・
先生に電話することができた。
「俺はずっと待ってたんだけどな。お前からの電話を」
「別れようって言ったのは先生なのに~!」
「そうだっけ?」
過去があるから今がある。
たっくんと私が出会ったから、たっくんとゆかりが出会い・・・・・・
こうして、結婚することができた。
人生って本当に何が起こるかわからない。