白いジャージ８～先生と熱い想い～

「わぁ～先生！白いジャージだぁ！」





思わず抱きついてしまった私に、ドS新垣先生の一言！







「矢沢！何してんだぁ？俺に抱きつくなんて１００年早いんだよ」





あ、そっか。



もう、先生は高校教師になってるんだ。





腕組みした先生が、ジロっと私をにらむ。






「あ、すいません。間違えました」




「間違えたぁ？誰と間違えたんだよ、バカ！」





中指でツンとおでこを突っつく先生。





「な、矢沢。お前、好きなヤツでもいるのか？最近、綺麗になったな」





って！


先生、こんなこと言わないよ～！




高校時代にこんなこと言われてたら、赤面してトイレに駆け込んでいただろうな。





「ちょっとトイレ！！」





やっぱり今の私でも、トイレに駆け込んでしまう。





あんな真顔で、“綺麗になった”なんて言われたら･･････


ドキドキしちゃう。





自分で言い出した高校教師ごっこなのに、ドキドキしすぎて、大変だよ。