白いジャージ8~先生と熱い想い~
「ここで、少し横になってろ」
ベッドに寝かされた私。
「俺は、ここでお前のこと見てるから」
「え?」
「だめか?」
「いえ・・・・・・でも、先生授業は?」
「授業は今日はもう終わった。だから、暇だし・・・・・・」
先生は私のおでこに手のひらをそっと乗せた。
「俺が・・・・・・ここにいたいから。そうさせてくれ」
「先生?」
私達、バカだよね。
でも・・・・・・最高にときめいてるよ、私。
「俺、矢沢のことが好きかもしれない」
「私も、先生のことが好きかもしれない」
「かもしれない?」
先生は、顔を近付ける。
「先生のことが好き・・・・・・」
「俺も、矢沢直が好きだよ」
鼻と鼻をくっつけて、ふふふふって笑い合った。