白いジャージ8~先生と熱い想い~
「でも、何か悩んでんだったら正直に話してよ。親子なんだから。母さんがそんな発言するなんて、心配だよ。いつでも力になるから何かあるなら言ってくれよ」
優しい声だった。
私はさっきから何も言えずに黙ったまま・・・・・・
「ごめんね。健康診断でちょっと不整脈が出て、それでいろいろ不安になっちゃったのよ」
お義母さんは笑いながらそう言った後に、私の肩に触れた。
「直ちゃん、ごめんなさい。さっきのことは気にしないで」
私は黙ったまま、頭を下げた。
お義父さんが、先生に近付いて、何か話していた。
こんな気持ちになるのは初めてだった。
本当の親のように信頼していたし、一緒にいて楽しかった。
今日は・・・・・・少し疲れた、かな。