白いジャージ8~先生と熱い想い~





「どうしたらいいんだろう」




「俺に聞かないでください」




「新垣先生は慣れてるだろ?俺はこういうのあんまり慣れてないんだよ」





戸惑いを隠せない喜多先生。





「しっかりと受け止めてあげればいいと思います。そのうえで、ちゃんと返事をしてはどうですか?」





「別に返事が欲しいわけではなさそうなんだよ。ただ伝えたかった、と書いてある」




その手紙の最後には、1年前から喜多先生が好きですと書いてあるそうだ。





「その生徒は知ってるんですか?」





「知ってるけど、教えたことはない。スカート短いから呼び出したことがある。あの時かなぁ?」




「惚れられるようなことしたんですか?」




「するわけないだろ!かなりキツく叱ったような気がするけど」




< 309 / 374 >

この作品をシェア

pagetop