白いジャージ8~先生と熱い想い~
披露宴が始まった。
天井にも窓があって、キラキラした光が降り注ぐ。
入場曲は、高校時代によく聞いていた曲だった。
懐かしい。
たっくんがよくカラオケで歌ってくれると言っていた。
「たっくん、ニヤけてんな」
先生は、ラブラブなふたりを見ながら嬉しそうにそう言った。
たっくんは、本当にデレデレで。
ゆかりは恥ずかしそうにペコペコと頭を下げながら入場した。
新郎新婦の紹介があり、お互いの好きなところと直して欲しいところが読み上げられた。