白いジャージ8~先生と熱い想い~





たっくんの会社の上司のスピーチ。



先輩の乾杯の挨拶があり、とうとう先生の番が来た。







「ふ~、行くか」




先生は席を立つ。



先生のすごい所は、スピーチを紙に書いたりしていないところ。




昨日の夜もまだ内容が決まっていないと言っていた。




今、この場で感じたことを素直に話したいと。



尊敬しちゃう。







「それでは続きまして・・・・・・新郎新婦の共通の恩師であります、新垣和人さんよりお二人へ祝福のスピーチをお願い致します」






一斉に視線が先生に向く。





ビシッとスーツで決めた先生は本当にかっこよくて・・・・・・




自分の旦那さんなんだけど、つくづく素敵だなって、思っちゃう。








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