白いジャージ8~先生と熱い想い~
生徒達の想い 【先生目線】
―生徒たちの想い― 【先生目線】
文化祭当日の朝。
「おはよう。朝からくっつきすぎじゃねぇの?」
校門に立って、登校する生徒に挨拶をしていると、宮崎と彼氏が俺の前に現れた。
「先生、京子のこといろいろすいませんでした。マジで感謝してます」
頭を下げた彼氏を見て、宮崎は恥ずかしそうに笑った。
「先生の奥さん楽しみだな~」
「いろいろありがとな。妻も喜んでたよ」
「妻だって~!!ふふ」
「そりゃ、妻だろぉ?」
俺と宮崎の会話を聞いていた彼氏が言った。
「俺達も夫婦になれるように頑張ります」
学年でも特別目立つかっこよさだが、内面もかっこいい。
「頑張れよ。お似合いだな」
「ふふふ。絶対優勝でしょ?私達」
宮崎は、彼氏の腕に手を絡ませた。
「ああ、そうだな。いい彼氏だな」
朝から幸せな気分になる。
が・・・・・・
「うぜーんだよ」
という声が聞こえた。