白いジャージ8~先生と熱い想い~
「新垣先生、おはよ~」
戸村が登校してきた。
戸村は友達がたくさんできた。
クラスで戸村をいじめていた女子も、今では戸村と一緒に行動していた。
「宮崎が、一緒に回ろうって言ってたぞ」
「ありがとう~!あ、先生、後で時間ある?ちょっと話したいことあるんだけど」
「おう、いいよ。始まる前に教室で話そう」
文化祭のイベントの打ち合わせかな、と俺は思った。
教室で戸村を待っていた。
やって来た戸村は、真剣な顔をしていて・・・・・・
また何か悩みごとでもあるのかと不安になった。
「あのね、この前の話だけど」
「ん??」
笑顔になった戸村を見て安心した。
戸村は教室の窓に背中をくっつけた。
「違う。喜多先生が言ってたでしょ?新垣先生の事好きにならないのか?って」
「あ、あ~、あれか」
え?
あれ?
何?
どういう展開?