白いジャージ8~先生と熱い想い~





「お、来たな。噂のイケメン軍団!」




たっくんが振り返るとそこには、私の専門学校のメンバーが勢揃いしていた。





「あ~!みんな久しぶり!!今日は本当にありがとね」





真っ先に目が向いたのは・・・・・・


要君。





要君の隣で下を向いて真っ赤になっている女の子。




ふふふ。



彼女かわいい!!



要君も照れ臭そうで見ていて初々しい。





「直っぺ、優勝は俺がもらうから」




照れ隠しなのか、そんなことを言う要君に、真崎君が自信満々に言う。




「俺だろ?俺、結構女子高生に人気あるんだから」




「何、それ?初耳。どういうこと?」





怒り出すあゆみに、真崎君は、嘘だよって言い訳して。




相変わらずのふたり。






タカと美穂も、落ち着いた雰囲気で仲良く話していて安心した。




翼先生と桃子は、なんだか前と違う。




夫婦みたいな・・・・・・



そういうオーラを感じた。





軽く腕に手を回した桃子は、私と目が合うとにっこりと微笑んだ。






いい恋してるんだろうな。



そんな顔をしていた。






< 349 / 374 >

この作品をシェア

pagetop