白いジャージ8~先生と熱い想い~
「いつも話は聞いてます。俺、直ちゃんの親友のゆかりの旦那の卓弥です」
自己紹介したたっくんに、みんなが挨拶をした。
ゆかりと依子、龍もみんなに自己紹介をして、専門学校のみんなも挨拶をした。
「やっと会えて嬉しいなぁ。みんなの名前だけ聞いてたんで」
たっくんはやっぱり好感度№1の爽やか青年だなぁ。
みんなの心をガッチリ掴んでいる感じ。
「特に要君なんて名前だけは何度も聞いてるもん」
「マジっすか?」
「うん。噂通りのイケメンだな。でも、こっちにもすげーイケメンがいるんだよ」
そう言って、前を向いたままの隆介君の肩を叩いた。
「おい、隆介!」
面倒臭そうに振り向く隆介君。
「あ、ど~も」
隆介君を見た女子一同は、顔を見合わせた。
「かっこいい~!!」
だよね。
そうなるよね。
私はなんだか、ちょっと誇らしい気持ちになって、隆介君と美亜ちゃんを紹介した。