白いジャージ8~先生と熱い想い~





「優勝したら、旅行券だろ?俺、絶対欲しい」




真崎君がそう言うと、




「マジで?旅行券か~、いいな。出てみる?」




要君は優しく彼女にそう言った。



コクンと小さく頷いた彼女。





結局、記念になるからと言って、全員が出場することになった。






まさか翼先生達まで出ちゃうなんて。



びっくりだけど、嬉しい!!






全校生徒に、投票用紙が配られているらしい。



だから、会場には結構みんな集まるんじゃないかと先生は言っていた。



私達お客さんは、ひとつの席に一枚ずつ投票用紙が置かれていた。







「3位までに入れたらいいな」




そう呟いた美亜ちゃん。





「お前、バカじゃないの?出るなら一番目指せよ」






低い声の隆介君に、またまた私達はキュン!








みんなチラチラと隆介君を見ていて、面白い。




いろんなタイプがいて、どの男の人も素敵で。







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