白いジャージ8~先生と熱い想い~






「よぉ~!勢揃いだな!」






その声を聞いた瞬間、なんだかホッとして涙が出ちゃいそうな気持ちになった。






朝も会ったのに。




大好きな先生の声。


やっと会えた。



教師の顔してる先生。







「よ!」






私と目を合わせずに、頭の上にポンと手を乗せた。



キュンとさせる名人だぁ・・・・・・








「みんな、休みなのに悪いな。今日は盛り上げてくれよ」





先生の周りにみんなが集まる。




本当の先生みたいに、みんなを見回した。




「よくこれだけイケメンが揃ったなぁ。あ!!要君!!」




先生は要君の肩を抱いた。




「彼女連れて来てくれたんだな!」





照れる要君は、ペコっと頭を下げた。






「要君のこと、よろしくお願いします。かっこいいだけじゃなくて中身もイイヤツなんで」





「あ、はい!!新垣先生ですよね。テルさんからお話は聞いてます」






テ、テルさん?




超かわいい。





すんごい真っ赤な顔してるし、昔の私を見ているみたい!!







「そうかそうか!要君、いい彼女と出会えて良かったな」






本当にお似合い。



女子高生だと聞いていたけど、制服を着ていないとそうは見えない。



雰囲気は落ち着いていて、要君との歳の差は感じなかった。





先生は、それぞれのカップルに話をした。






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