白いジャージ8~先生と熱い想い~






「僕は高校の教師をしていますので、教え子としてたっくんを見ているつもりでしたがいつの間にか友達になり、今ではかけがえのない親友のように感じることもあります。


歳が離れていても、こんな関係になれるんだと自分でも驚いています。

たっくんは、不器用なところがありますが、それは良い意味で純粋だということです。

まっすぐで、飾らない性格がゆえに、悩んだり迷ったり、喧嘩をしたりしてしまうこともあります。

でも、それがたっくんの良さでもあります。それを、ゆかりさんは身に染みて感じていることと思います。

だから、今日のこの日を迎えられたんじゃないかと僕は思います」






ゆかりの目には大粒の涙が・・・・・・





隣にいるたっくんまで、今にも涙がこぼれ落ちそうになっていた。




私は・・・・・・もちろん、もう泣いてしまっているんだけど。





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